放送後記#14 2020年2月29日分

放送後記#14 2020年2月29日分

今日は14回目の放送でした。お聴きいただきました皆様ありがとうございました。巷では、コロナウイルスの蔓延と共に、様々なイベントごとが自粛、そして学校も閉鎖されていく中で、ニュースでよく耳にする「経済効果」のお話をしました。

私たちが売ったり、買ったりして動き続けているお金の流れの「太さ」が経済効果の金額なのだというお話をしました。日頃、「経済効果は●兆円、●千億円」というニュースを耳にしても、なかなかイメージしづらいものです。まるで大河に住んでいる魚のようで、客観的にその川の太さや長さを体感することはできないのと同じかもしれません。

「経済」という言葉の語源となった「経世済民」の話と、経済の繋がりの例としてあげたことわざ「風が吹けば桶屋が儲かる」という話をしました。これに共通しているのは、人の営みの仕組みを表現していて、今の人の世の中を俯瞰している目線で語られていること。生業(なりわい)の連鎖とも言えます。

今回のコロナウイルスに伴って起こっている買い占めの騒動や、連鎖的なイベント中止は、この疑心暗鬼や恐怖が折り重なって出来上がった悪循環の太い流れとも言えます。経済の逆回転とも言えると思います。どれくらい自分たちの「勇気」が試されているかという見方もできるでしょう。疑心暗鬼や恐怖があるときのデマや風評は本当に怖いものです。簡単にこの生業の連鎖を断ち切ってしまいます。

パーソナリティの柿沼さんが、音楽が流れていた間にぼそっと口にした、経済の繋がりを指して「鎖のよう」という表現が印象的でした。「経済」は人の血の通った話です。今の状況は、私たち一人ひとりの「鎖」が千切れずにいられるかを試されている話だなと感じました。

コロナウイルスが収束した時、すぐにそのカラカラになった経済の鎖を元に戻せるように、今だからできることがあるのも確かです。個人が賢明な判断を以て、賢明な準備をし、嵐が過ぎたあとにすぐに動けるようにできることをやる。それに尽きると思います。

各々方、抜かりなく、それぞれの持ち場で。

次回の放送でお会いしましょう。

MOTHER SHIP
飯野泰弘

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